温暖化防止出前講座

2024.02.16

紙竹トンボ

 

ねらい

①不要資材の再利用によって、もったいないの考えを知る
②エネルギーを使ったおもちゃではなく手作りの工作と工夫をする楽しさを知る

 

概要

受講者数:20人程度
所要時間:約30分
対 象 者:小学生以上
講座形式:クラフト
テーマ:ゴミ・買い物
使用するもの:ボール紙(厚み 0.5 ~ 0.8mm 程度、お菓子の空き箱などを使う)/竹くし(直径 2.5 ~ 3mm、長さ 15cm 程度、先の尖ったもの)/はね、おもり、補強の型紙/筆記用具/油性マーカー/接着剤/はさみ/キリ

 

進行プログラム(所要時間)

活動1:講座の進め方の説明(1分)
1)紙竹トンボの実物をみて、流れを理解する

活動2:紙竹トンボのパーツを作る(8分)
1)ボール紙に型紙を使って、はね2枚、おもり2枚と補強1枚をえんぴつで写し取る
2)はねの型紙のガイドを使って、中心線を引く
3)はねと補強に、型紙のガイドを使い軸孔の印をつける
4)ハサミで線のとおりに切り取る(写真1)


(写真1)


(写真1-2)

活動3:はねと補強に軸孔をあける(2分)
1)2枚のはねを重ねて、孔の位置に2mm程度の軸孔をあける
2)補強の真ん中に2mm程度の軸孔をあける
<注意>キリの取り扱いに注意

活動4:はね、軸(竹くし)および補強を組み立てる(10分)
1)おもりをはねの端に接着する(写真2)
 (2枚のはねの同じ位置に、おもりがついていることがポイント)
2)はねの軸孔に軸を接着剤なしで差し込んで、竹トンボの形をつくる
3)上のはねを外し、孔周り2cmに接着剤をぬる
4)上のはねを軸に差し込み、下のはねに接着し、紙竹トンボを作る
 (上下のはねは、中心線が一直線になるよう調節する)
5)補強は接着剤をつけ、上から軸に差し込みはねにしっかり貼りつける


(写真2)

活動5:紙竹トンボで楽しむ(8分)
1)紙竹トンボのはねに油性マーカーで好みの色をつける(写真3)
 (軸から同じ位置に色をぬると、紙竹トンボを飛ばした時に、色の環ができる)
2)紙竹トンボのはねを水平に見て、はねを5mmほど右上がりにねじる
 (ねじりを大きくすると上に上がり、ねじりを小さくすると水平に遠くへ飛びやすい)
3)はねのねじりを色々調節して、紙竹トンボを飛ばしてみよう
 <注意>人に向けて飛ばさない


(写真3)

活動6:ふりかえり(1分)
1)不要なものを使って、手作りの工作と工夫をして遊ぶことの楽しさを知って、感想を話し合う
*2枚はねの他に3枚はねの紙竹トンボも作ってみよう

著作:井上博之